肩書きエピソード
作詞:mana
作曲:mana
別れを惜しむ恋人たちが改札前で抱き合っている
電車の音で声が掻き消されても大した話はしてない
肝心な時はいつも心臓が急かして名前すら出てこない
冗談交じりのエピソード 今度会うときにでも聞かせて、聞かせて
いつだって文字数オーバー
抑揚のつけられない言葉 難しさに心は置きっ放しのまま
やり直したいことは数え切れないほどあるだろう
だけどあの10月に戻っても同じことしかできない
泣きながら電話をかけたって自分を守ることで精一杯なんだ
私たちは時に言葉の花束をプレゼントされたくなる
でも“好きだよ”、”愛してるよ” 言い過ぎても言葉は軽くなる
涙が流れて分かる
程よく捨てないとプライド 遠回りのやりとりは意味があるのか
“彼氏”や”彼女”の肩書き求めても何が本当なのか
分からない、分からない、当事者だけのエピソード
自分を守ることで精一杯なんだ 肩書きだけのエピソード